引越しの梱包に役立つコラム!

引っ越しとなれば避けて通れないのが荷造り、梱包作業です。
人生においてそう頻繁に引っ越しをする機会は少ないですから、いつから何を始めたら良いか分からない方も多いでしょう。
そこで今回、アンケートを集計し、梱包のプロである楽々荷造りサービスの八藤後さんから梱包に際してのアドバイスをいただきました。
引っ越しに伴う負担を軽減し、効率を良く進めるためにも是非最後まで読み進めてくださいね。

 

引っ越しの荷造りはいつから始めるべき?

引っ越しの際の荷造りをいつから始めるのが良いのか、結論から申し上げると2週間くらい前から取り掛かるのがおすすめです。
ただし、世帯人数や荷物の量などによっても梱包を始めるのにベストなタイミングは異なるので、2週間前というのはあくまで目安と捉えてください。
参考までに弊社が集計したアンケート結果をご覧ください。

・アンケート結果

 1、1ヶ月前〜          55.7%
 2、2週間前〜          18.3%
 3、1週間前〜          16.8%
 4、2カ月前〜          6.9%
     5、それ以上              2.3%

アンケートで最も多いのは1ヵ月前から、次いで2週間前からという結果になりました。
なお、2ヵ月前やそれ以上前から梱包を始める方はほとんどいないことが分かります。
ではなぜ梱包を始めるのが2週間前からがおすすめなのか、梱包のプロである八藤後さんにお話を伺いました。

 

梱包のプロに聞いてみた!

梱包のプロに取材をしたところ、引っ越しの際に重要かつ時間がかかるのは仕分けで、実際に梱包を始めるのは2週間前がおすすめという意見を頂きました。

もちろん早く取り掛かるに越したことはないですが、あまり早めに梱包してしまうと後から必要になった時に探したり荷ほどきをしたりするのが大変だからです。

そのため、仕分けは最低でも1ヶ月前から取り掛かり、梱包は2週間前から取り掛かりましょう。1人暮らしなどで荷物が少なければ梱包は1週間前からでも間に合うはずです。

実際に梱包時間の目安として、1箱作るのに約10分かかる計算です。

仮に3人暮らしの場合だと30~50箱くらいの段ボールが必要になりますから、40箱を作る想定で400分(約7時間)の時間を要します。

つまり、3人暮らしの荷物量なら1日1時間ずつ作業すれば7日で終わるはずです。

4人以上の世帯でも仕分けさえ終わっていれば、2週間で梱包は終わるでしょう。

 

荷造りの段取りは?

何から手を付けて良いか分からないという方のために、荷造りの段取りを順に解説していきます。

1.まずは仕分けを1ヵ月前から始める

梱包よりも仕分けに時間がかかるので、仕分けは最低でも1ヶ月前から行いましょう。

仕分けさえやっていれば後は箱にどんどん詰めていくだけなので何とかなります。

仕分けのやり方としてはまず要るものと要らないものに分け、要るものはさらに使用頻度が低いか高いかに分類し、使用頻度が低いものは早めに梱包しても良いです。

要らないものに関しては、通常の家庭ゴミとして出す以外に自治体や業者に処分をしてもらう方法があります。

引っ越し繁忙期などでは自治体の粗大ごみの回収日が数週間先になってしまうことがあるので、なるべく早めに処分の申請をしましょう。

また、エアコンや洗濯機、冷蔵庫、テレビの家電4品目は家電リサイクル法の関係で自治体で処分できないこともあるので、新しい家電を購入する家電量販店に相談したり、指定の引き取り場所やリサイクルショップへ持ち込んだりする必要があります。

処分する方法によってリサイクル料金がかかる場合もあるので気を付けましょう。

 

2.梱包時に必要なものを準備する

仕分けがひと段落したら梱包時に必要なものを用意しましょう。

ただし、引っ越し業者で用意してくれるものもあるので、重複して購入してしまわないよう気を付けてください。

引越し業者で用意してくれるものの一例としては、ダンボール、テープ、布団袋、クレープ、エアーキャップ(プチプチ)があります。

ダンボールが足りなくなる場合もありますが、スーパーやドラックストアなどで不要なダンボールをもらえることも多いので、購入前に一度相談してみると良いです。

一方、自分で用意するものにはマジック、カッターやはさみ、養生テープ、紐、雑巾が挙げられます。

タンスや収納棚などの引き出しや扉を普通のテープで止めるとテープ跡が残ったり、塗装が剥げたりすることがあるので、粘着力の弱い養生テープもしくはマスキングテープがあると便利です。

 

3.使用頻度が低い部屋を選定しておく

梱包用品の準備が終わったら使用頻度が低い部屋を選定しましょう。これは引っ越しまでの間に梱包が終わったダンボールを保管しておくための部屋(積み部屋)を確保するためです。

廊下にダンボールを積む方がいますが、引っ越しまでの間窮屈な思いをしてしまいます。積み部屋を確保すれば引っ越しまでにダンボールで生活動線を塞がれてしまう心配がありません。

 

4.使用頻度が低いものから梱包していく

積み部屋が決まったら、いよいよ梱包を始めますが、まずは積み部屋にある使用頻度が低いものから梱包を始めていきましょう。

そのあとは部屋の角から箱を積んでいくだけです。

なお、梱包時にはダンボールの下の方に重いもの、上の方に軽いものをのせていくのが基本です。

全部重いもので1箱を作ってしまうと持ち運びの際に困るので、ダンボールの1/3程度はタオルやタッパーなど軽いものと合わせて入れると良いです。

また、梱包時にはダンボールに搬入する部屋や家具名、収納場所、内容物を書くようにすると荷ほどきの際に楽です。

たとえば「リビング テレビ台下段の引き出し DVD」というような感じです。

搬入する部屋名を書いておくと引越し業者はその部屋にダンボールを置いてくれますが、もし明記されていないとまとめて1部屋に箱を積み上げられてしまうこともあり、荷ほどきの際に負担となります。

一目でどの部屋か分かるよう、引っ越し先の間取り図を作っておき、部屋番号か部屋名をきめておくとより分かりやすいでしょう。

具体的には、洋室が何部屋かあるなら洋室①、洋室②、洋室③というようにする、もしくは寝室、子供部屋、書斎など部屋の名前を付けておくことです。

 

5.引っ越し前々日や前日になったら使用頻度が高いものを梱包する

使用頻度が低いものの梱包が終わったら、あとは使用頻度が高いものを引っ越し前々日や前日に梱包します。

たとえば、食器、数日分の衣類、洗面用品、浴室用品などです。

引っ越しギリギリまで必要なものの判断が難しい場合は、4日間から1週間程度の旅行に行くと仮定し、その際必要だと思うものを想像してみると分かりやすいです。

 

荷造りの注意点

荷造りをする際にはこれから紹介する3つの注意点をしっかり守りましょう。

 

液体系は漏れないように立てて入れる

液体系のものはダンボール内で漏れてしまう危険があるので立てて入れるようにしましょう。

たとえば、洗剤類、洗面用品、飲料や調味料などです。

スプレータイプなどでロック機能があるものなら問題ないですが、ロック機能がないものは要注意です。

液体系のものはできれば引っ越し当日までに使い切るのが良いですが、梱包する際にはジップロックや袋に入れておき、ダンボールの中にも大きいビニールを敷いておくと安心です。

液体が漏れると、引っ越しトラックのなかで他の箱や家具に染みてしまい劣化や損傷を引き起こしてしまう危険があります。

 

割れ物は箱の中で動かないようにする

皿や陶器の割れ物を梱包する際には隙間を作らないのが鉄則です。引っ越し業者によってはお皿用に作られたダンボールを用意してくれることがありますが、そうでない場合にはお皿1枚ずつを新聞紙などで包み、箱との隙間には緩衝材を詰める必要があります。

少し揺すってみてぶつかる音が鳴らないようにしましょう。

 

箱に入れてはいけないものや入れないほうが良いもの

引っ越しの際に梱包してはいけないものや梱包すると後から困るものもあるのでしっかり確認しておいてください。

 箱に入れてはいけないリスト

・貴重品(現金や通帳など)
・引越し元の備品(エアコンのリモコンやお風呂のふたなど)
・お仕事関係書類(転勤先や転職先で必要な書類)
・お子様に伴う書類(転園や転校に関わる書類)
・引っ越し後すぐに使うもの(トイレットペーパーや雑巾、荷ほどきに必要なハサミなど)

 

貴重品はほとんどの引越し業者が荷物として運ぶことができませんし、万が一梱包してしまい紛失した場合でも補償の対象外となります。
必ず一式にまとめて、肌身離さず持っていきましょう。
また、暮らしていた部屋の備品を持って行ってしまうと後から返して欲しいと連絡がきたり、場合によっては同等額を請求される危険があります。
お仕事やお子さまの学校関係で必要な書類は、引っ越ししてすぐに提出をしなければならないケースも多いので梱包せず手荷物にまとめておくと良いです。
さらに掃除用品や荷ほどきに必要なハサミ、カッターなども引っ越し後すぐ使えるようにしておきましょう。

 

まとめ

荷造りの段取りや注意点を見て頂いて分かるように、引っ越しではとても労力を費やすします。
ただでさえ引っ越し時には各所へ住所変更届を提出したり、電気やガスなどの開栓手続きをしたりととても手間がかかります。
そのうえ荷造りとなれば仕分けから梱包まで約1ヵ月程の時間を要しますので、荷造りをする時間が取れない、荷造りが面倒な場合もあるでしょう。
そういった場合には、引っ越し業者に荷造りもお願いできるおまかせプランを選ぶ、または引っ越しの荷造り専門サービスに依頼しましょう。
楽々荷造り引越しサービス」に任せれば楽なだけでなく、引っ越しに伴う荷物の破損や紛失があっても補償をしてもらえるので安心ですよ。
見積もりだけなら無料ですので是非検討してみると良いですね。

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